満足してもらえたら一週間後にまた来てくれるかもしれない。そんなリピートまでのレスポンスの早さは他のビジネスの中でも随一。どうしたら喜んでもらえるか、どうしたら居心地よく感じてもらえるか。その思いがダイレクトに跳ね返ってくる。
お客様に何もさせない、言われる前に既にすべてを察知している接客が益正の目指す理想像。『あなたがいるから来ている』そう言われる接客がプロの誇り。

野菜農家、漁師、畜産農家、それを運ぶ人……。関わったすべての人の思いが込められた選りすぐりの食材。如何に伝えるか。どんな付加価値を付けられるか。それは、どう料理するかですべてが決まる。至高の技術をストイックに追い求める料理人はまさに職人。そのこだわりで「これまでにない感動」を作り上げる。うまいものができた、ではどうしても満足できない。うまそうに食べてくれるからこそ満足できる。

新メニューの開発は企画力がものを言う。それぞれの店舗のブランド、コンセプトに合わせた味、魅せ方、インパクト、価格設定。その全てが重なりあって、感動を与えられる料理になる。
あなたの作る新メニューが看板メニューになり、それが口コミで広がってお客様が集まってくれる。自分の作ったメニューがインスタに上げられる。そんなワクワクを感じる仕事。それが新メニュー開発の醍醐味。

店舗ブランディングにおいての最も重要なのは差別化。『他にはない』、だからこそお客様に選ばれる。店舗内装、素材、価格、味、コンセプト、接客。全ての角度から一つのお店を作り上げる。さあ、自分の思いを形にしよう。全ての視点から一つのブランドを作り上げる。どこでも一緒ではつまらない。ここにしかない価値を世の中に広げていく。

大きなお店になると100人以上のスタッフがいることも。自分のことは自分の意識でどうにかなる。ただ、人のことは一筋縄ではいかないのが教育の難しさ。やり方を教えるだけでなく、やりたいと強く思う気持ちを作り、後押しする。そうやって人が成長するきっかけを与えると、昨日できなかったことが出来るようになっている。そんな姿を見ると毎日楽しくてたまらなくなる。それが自分を成長させる刺激になっていく。

方針、チームビルディング、売り上げ、仕入れ、経費……。店舗づくりには、店長の個性が色濃く出るのでその責任は重い。ただ……、責任のない仕事なんておもしろいだろうか？責任があるからこそ無限に広がる自由がある。大型の店舗では年間売上2億円を超える。これは会社中小企業一社の売り上げに匹敵する。それを任される店長は一つの会社の社長になるのと同じこと。全ては自分次第。だからこそ面白い。